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お彼岸の和菓子作りに欠かせない原料選びのポイント
お彼岸の時期になると、おはぎやぼたもちを手作りする和菓子店や家庭が増えます。しかし、素材選びを間違えると、食感や風味が大きく変わってしまうことをご存知でしょうか。
春のお彼岸には「ぼたもち」、秋のお彼岸には「おはぎ」と呼ばれるこの和菓子は、実は同じものです。名前の違いは季節に咲く花に由来しており、春は牡丹、秋は萩にちなんでいます。
この記事では、プロが実践するお彼岸向け和菓子の材料ノウハウを徹底解説します。もち米とうるち米の配合比率、小豆餡の選び方、きな粉やごまなどのまぶし材料の特徴まで、美味しいおはぎ・ぼたもちを作るための全てをお伝えします。
もち米とうるち米の黄金比率とは

もち米7割以上が基本配合
おはぎ・ぼたもちの食感を決定づけるのが、もち米とうるち米の配合比率です。
もち米を7割以上使用することで、もちもちとした食感が生まれます。一方で、うるち米を加えることで、食べやすさと日常的な親しみやすさが増すのです。
プロの和菓子職人の多くは、もち米8割・うるち米2割の配合を推奨しています。この比率により、適度な粘りと食べ応えのバランスが実現します。
季節による米の選び方
秋の新米は水分量が多く、ふっくらとした仕上がりになります。春先の米は乾燥が進んでいるため、浸水時間を長めに取る必要があるでしょう。
また、米の品種によっても食感が変わります。コシヒカリやあきたこまちなど、粘りの強い品種を選ぶと、より一体感のある仕上がりになります。
小豆餡の選び方と季節による使い分け

春はこしあん、秋は粒あんの伝統
春のぼたもちにはこしあん、秋のおはぎには粒あんを使う伝統があります。
これは小豆の収穫時期と保存状態に基づく実用的な理由があるのです。秋に収穫したばかりの小豆は皮も柔らかく、風味や食感をそのまま楽しめる粒あんが最適です。一方、春は前年秋に収穫し冬を越した小豆を使用するため、時間の経過で皮が乾燥・硬化しています。そのため、皮を取り除いて裏ごしし、滑らかなこしあんに仕上げるのが理にかなっています。
当時は冷蔵保存がなかったため、旬の状態に合わせた調理法こそが長く受け継がれた知恵でした。
美濃与の晒餡シリーズ
美濃与では、特一号晒餡や冨士印晒餡など最高級の白餡を12kg規格で提供しています。小豆を丁寧に晒して作られた最高級の白餡は、雑味がなく上品な甘さとなめらかな舌触りが特徴です。
おしるこや高級和菓子の餡として使用され、プロの和菓子職人から高い評価を得ています。白晒餡は白小豆や白いんげん豆を使用した純白の餡で、色を活かした和菓子作りに最適です。
きな粉・ごまなどまぶし材料の特徴

きな粉で栄養価と香ばしさをプラス
きな粉は大豆を炒って粉にしたもので、香ばしい風味と栄養価の高さが魅力です。
たんぱく質や食物繊維が豊富で、健康志向の方にも人気があります。きな粉をまぶしたおはぎは、あんこの甘さときな粉の香ばしさが絶妙にマッチします。
選ぶ際は、色が鮮やかで香りが強いものを選びましょう。炒りたてのきな粉は風味が格段に良いため、可能であれば使用直前に炒ることをおすすめします。
黒ごま・白ごまの使い分け
黒ごまは風味が強く、見た目にも高級感があります。白ごまは優しい風味で、どんな餡とも相性が良いのが特徴です。
ごまをまぶす際は、軽く炒ってから使用すると香りが立ちます。すりごまにすると口当たりが良くなり、食べやすくなるでしょう。
美濃与では、和菓子に美しい彩りを添える天然由来の着色料も提供しています。煉本紅、煉黄色、煉青色、煉挽茶色などの練りタイプと、赤色3号、桜花紅、青色1号、黄色4号、新小豆色、挽茶色、特製草青色、特製チョコレート色、竹炭末などの粉末タイプを揃えています。
おはぎ・ぼたもちの配合のコツ

米の炊き方と蒸し方
もち米とうるち米は、別々に洗って浸水させるのが基本です。もち米は3時間以上、うるち米は30分程度浸水させます。
蒸し器で蒸す場合は、強火で約40分蒸し上げます。炊飯器を使用する場合は、水加減を通常より少なめにすることがポイントです。
蒸し上がったら、すりこぎで粒が半分残る程度につきます。つきすぎると餅のようになり、つかなすぎるとまとまりません。この「半殺し」の加減が、おはぎ・ぼたもちの食感を決定します。
餡の包み方のコツ
餡で包む場合は、ラップの上に餡を広げ、その上に米を乗せて包むと綺麗に仕上がります。
米を外側にする場合は、手を水で濡らしながら成形すると、米がくっつきにくくなります。大きさは一口サイズから、やや大きめまで、好みに応じて調整しましょう。
美濃与では、和菓子製造を簡便化するオリジナル「友」シリーズも展開しています。蕨菓子の友、葛菓子の友、蒸しようかんの友、水まんじゅうの友、わらび饅頭の友、新葛もちの友、葛ようかんの友、蓮粉の友、京・蕨水菓など、1kgと10kgの規格で提供しています。
まとめ:お彼岸の和菓子作りを成功させる材料選び
お彼岸のおはぎ・ぼたもち作りは、材料選びが全てと言っても過言ではありません。
もち米7割以上の配合で理想的な食感を実現し、季節に応じて粒あんとこしあんを使い分けることで、伝統的な味わいを再現できます。きな粉やごまなどのまぶし材料を加えることで、栄養価と風味のバリエーションが広がるでしょう。
美濃与では、和菓子原料を7つのカテゴリー(しるこ用材料及び種物、果実類、葉及びその他植物類、各種澱粉類、栗・梅類、オリジナル商品、着色料)で提供しており、プロの和菓子職人から家庭での和菓子作りまで、幅広いニーズに対応しています。業務用大容量パッケージ(4kg~25kg)での販売が中心で、安定した品質の原料を継続的に供給できる体制を整えています。
お彼岸の和菓子作りに最適な原料を選び、心を込めた手作りの味をお楽しみください。
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