![]()
おはぎとぼたもちの違いと原料
お彼岸の時期になると、おはぎやぼたもちを手作りする和菓子店や家庭が増えます。しかし、素材選びを間違えると、食感や風味が大きく変わってしまうことをご存知でしょうか。
春のお彼岸には「ぼたもち」、秋のお彼岸には「おはぎ」と呼ばれるこの和菓子は、実は同じものです。名前の違いは季節に咲く花に由来しており、春は牡丹、秋は萩にちなんでいます。
この記事では、お彼岸向けのおはぎ・ぼたもちに使う材料を整理します。もち米とうるち米の割合による食感の違い、小豆餡の選び方、きな粉やごまなどのまぶし材料の特徴を順に見ていきます。
もち米とうるち米の割合で変わる食感

配合で変わる粘りと歯切れ
おはぎ・ぼたもちの食感は、もち米とうるち米の割合で変わります。
もち米はもちもちとした食感を生み、うるち米を加えると食べやすさが増します。
もち米とうるち米の配合は、求める粘りや歯切れ、製法に応じて決めます。
季節による米の選び方
秋の新米は水分量が多く、ふっくらとした仕上がりになります。春先の米は乾燥が進んでいるため、浸水時間を長めに取る必要があるでしょう。
また、米の品種によっても食感が変わります。コシヒカリやあきたこまちなど、粘りの強い品種を選ぶと、より一体感のある仕上がりになります。
小豆餡の選び方と季節による使い分け

春はこしあん、秋は粒あんの伝統
春のぼたもちにはこしあん、秋のおはぎには粒あんを使う伝統があります。
これは小豆の収穫時期と保存状態に基づく実用的な理由があるのです。秋に収穫したばかりの小豆は皮も柔らかく、風味や食感をそのまま楽しめる粒あんが最適です。一方、春は前年秋に収穫し冬を越した小豆を使用するため、時間の経過で皮が乾燥・硬化しています。そのため、皮を取り除いて裏ごしし、滑らかなこしあんに仕上げるのが理にかなっています。
当時は冷蔵保存がなかったため、旬の状態に合わせた調理法こそが長く受け継がれた知恵でした。
美濃与の晒餡シリーズ
美濃与では、特一号晒餡・冨士印晒餡・白晒餡を各12kg規格で取り扱っています。形態や使用方法は規格書で確認してください。
きな粉・ごまなどまぶし材料の特徴

きな粉の香ばしさと色
きな粉は大豆を炒って粉にしたもので、香ばしい風味が魅力です。
きな粉をまぶしたおはぎは、あんこの甘さときな粉の香ばしさが絶妙にマッチします。
選ぶ際は、色が鮮やかで香りが強いものを選びましょう。開封後は湿気と香りの劣化を避けるため、密封して保管し、早めに使い切ります。
黒ごま・白ごまの使い分け
黒ごまは風味が強く、見た目にも高級感があります。白ごまは優しい風味で、どんな餡とも相性が良いのが特徴です。
ごまをまぶす際は、軽く炒ってから使用すると香りが立ちます。すりごまにすると口当たりが良くなり、食べやすくなるでしょう。
美濃与では、和菓子の着色に使う色素も取り扱っています。煉本紅、煉黄色、煉青色、煉挽茶色などの練りタイプと、赤色3号、桜花紅、青色1号、黄色4号、新小豆色、挽茶色、特製草青色、特製チョコレート色、竹炭末などの粉末タイプを揃えています。
おはぎ・ぼたもちの米の蒸し方

もち米とうるち米は、別々に洗って浸水させるのが基本です。もち米は3時間以上、うるち米は30分程度浸水させます。
蒸し器で蒸す場合は、強火で約40分蒸し上げます。
蒸し上がったら、すりこぎで粒が半分残る程度につきます。つきすぎると餅のようになり、つかなすぎるとまとまりません。この「半殺し」の加減が、おはぎ・ぼたもちの食感を決定します。
まとめ:お彼岸の和菓子作りを成功させる材料選び
お彼岸のおはぎ・ぼたもちは、米の配合と餡、まぶし材料で仕上がりが変わります。
米の配合を製法に合わせて決め、季節に応じて粒あんとこしあんを使い分けることで、伝統的な味わいを再現できます。きな粉やごまなどのまぶし材料を変えることで、風味と見た目のバリエーションが広がります。
美濃与では、穀粉・澱粉・豆類・晒餡・果実加工品・葉類・色素など、京菓子の原材料を業務用規格で取り扱っています。
📦 美濃与の関連商品
業務用の調達・サンプル請求はお気軽にご相談ください
美濃与は京都に拠点を置く京菓子原材料の専門商社です。本記事で取り上げた原料の業務用調達や、お試しサンプル、ロット・規格のご相談など、和菓子製造の現場に寄り添った提案を行っています。
美濃与の事業内容や強みは 事業内容・選ばれる理由 をご覧ください。実際のお取引の流れは 導入の流れ・発注方法、ご質問は よくあるご質問 にまとめています。個別のご相談は お問い合わせ または 資料ダウンロード から受け付けています。












