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端午の節句に欠かせない和菓子の材料とは
端午の節句に欠かせない和菓子といえば、柏餅とちまきです。
これらの伝統的な和菓子を作るには、適切な材料選びが重要になります。柏餅には上新粉や白玉粉、餡、そして柏の葉が必要です。ちまきには上新粉やもち粉、砂糖、笹の葉が欠かせません。それぞれの材料には特性があり、選び方次第で仕上がりが大きく変わります。
本記事では、和菓子原料を専門に取り扱う美濃与の商品カタログをもとに、端午の節句の和菓子作りに必要な材料を徹底解説します。プロの和菓子職人が実践する原料選びのコツや保存方法、配合のポイントまで、実践的なノウハウをご紹介します。

柏餅作りに必要な基本材料
柏餅の材料は、シンプルながら奥深いものです。
上新粉と白玉粉の使い分け
柏餅の生地作りには、上新粉と白玉粉が使われます。上新粉はうるち米を原料とした粉で、しっかりとした食感を生み出します。一方、白玉粉はもち米を原料とし、もちもちとした弾力を与えます。多くのレシピでは上新粉200gに対して白玉粉30g程度を混ぜることで、適度な弾力としっかりした食感のバランスが取れた生地になります。
美濃与では、新潟県産の上新粉特級品や、特上白玉粉を取り扱っています。上新粉は200g、1kgの規格で提供され、白玉粉は200g、400g、1kgなど用途に応じて選べます。品質の高い粉を使うことで、なめらかで上品な仕上がりになります。
餡の種類と選び方
柏餅の餡には、こし餡とつぶ餡の2種類があります。
こし餡は小豆の皮を取り除いた滑らかな餡で、上品な甘さが特徴です。つぶ餡は小豆の粒を残した餡で、小豆本来の風味と食感が楽しめます。関西ではこし餡、関東ではつぶ餡が好まれる傾向があります。また、よもぎを練り込んだ生地にはつぶ餡を合わせることが多く、白い生地にはこし餡を合わせるのが一般的です。
美濃与のカタログには、特一号晒餡や冨士印晒餡といった最高級の白餡が12kg規格で提供されています。これらの晒餡は雑味がなく、上品な甘さとなめらかな舌触りが特徴で、高級和菓子店でも使用される品質です。

柏の葉の種類と保存方法
柏餅に使う柏の葉には、乾燥柏葉と特選柏青葉があります。乾燥柏葉は100枚×40束の規格で提供され、使用前に水で戻すことで新鮮な柏の香りが蘇ります。特選柏青葉は500枚×8Pの規格で、鮮やかな緑色と強い香りが特徴です。
柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから、子孫繁栄の願いが込められています。また、柏の葉には防腐・抗菌効果や精神安定効果もあるとされ、和菓子を包む素材として理想的です。保存する際は、乾燥を防ぐために密閉容器に入れ、冷暗所で保管します。
ちまき作りに必要な基本材料
ちまきは柏餅よりも歴史が長く、奈良時代から食されてきました。
上新粉ともち粉の配合比率
ちまきの生地には、上新粉ともち粉を組み合わせます。基本的な配合は、上新粉100gに対してもち粉30g程度です。この比率により、もちもちとした食感と適度な弾力が生まれます。さらに吉野本葛を10g程度加えることで、透明感のある美しい仕上がりになります。
美濃与では、佐賀県産のひよくもち粉を200g、1kgの規格で提供しています。もち粉は餅米を原料としており、上新粉と組み合わせることで、ちまき特有のもっちりとした食感を実現します。
砂糖と甘味料の選択
ちまきの甘さを決めるのが砂糖です。上白糖を使うのが一般的ですが、黒砂糖を使うことで茶色い生地を作ることもできます。上新粉100gに対して砂糖150g程度を加えると、ちょうど良い甘さになります。
砂糖の量は好みに応じて調整できますが、多すぎると生地が柔らかくなりすぎ、少なすぎると甘みが足りなくなります。プロの和菓子職人は、季節や地域の嗜好に合わせて微調整を行います。
笹の葉と井草の準備
ちまきを包む笹の葉は、青森の笹が高品質とされています。美濃与では50枚×100束の規格で提供されており、笹特有の爽やかな香りが和菓子に移ります。笹の葉は使用前によく洗い、水気を拭き取っておきます。
ちまきを結ぶ井草は、熱湯でさっと茹でて柔らかく戻します。井草は天然素材で、伝統的な和菓子の風情を演出する重要な要素です。笹の葉と井草を組み合わせることで、見た目にも美しいちまきが完成します。

和菓子作りに役立つ専門材料
端午の節句の和菓子作りには、基本材料以外にも様々な専門材料が活用できます。
澱粉類の種類と用途
透明感のある和菓子作りには、葛や蕨などの澱粉が欠かせません。本蕨粉は本わらび粉100%の最高級品で、独特の透明感と弾力のある食感が特徴です。本葛は吉野葛などの本葛粉で、透明感のある美しい仕上がりとなめらかで上品な食感を生み出します。
美濃与では、本蕨粉10kg、本葛5kg×4、随一本葛5kg×3などの規格で提供しています。これらの澱粉は高級和菓子店で使用される品質で、わらび餅や葛餅などの製造に最適です。また、馬鈴薯澱粉、小麦澱粉、甘薯澱粉なども25kg、20kgの業務用規格で取り扱っています。
果実類と風味付け材料
季節感を演出するために、果実類を加えることもあります。柚子スライス、柚子ジャム、生柚子ペースト、柚子果汁などの柚子関連商品は、和菓子に爽やかな香りと程よい酸味を添えます。すべて要冷蔵または冷凍保存となっており、新鮮な風味を保ちます。
美濃与では、柚子スライス11kg、柚子ジャム2kg・20kg、生柚子ペースト11kg、柚子果汁2kg×6本などの規格で提供しています。これらの果実加工品は、羽二重餅や生菓子のトッピングに最適で、季節の味覚を存分に楽しめます。
着色料と色彩表現
和菓子に美しい彩りを添えるのが着色料です。煉本紅、煉黄色、煉青色、煉挽茶色などの練りタイプと、赤色3号、桜花紅、青色1号、黄色4号などの粉末タイプがあります。天然由来の成分を使用し、安全性にも配慮されています。
美濃与では、煉本紅150g・600g、液体桃色200g、赤色3号50g・500gなどの規格で提供しています。これらの着色料を使うことで、伝統的な和菓子の色合いを再現でき、視覚的にも美しい和菓子が完成します。
美濃与のオリジナル商品「友」シリーズ
和菓子作りを簡便化するのが、美濃与のオリジナル「友」シリーズです。
蕨菓子の友と葛菓子の友
蕨菓子の友は、わらび餅作りをサポートする製品です。1kg、10kgの規格で提供され、使いやすさと品質を両立しています。葛菓子の友も同様に、葛餅作りを簡便化する製品で、安定した品質を実現します。
これらの「友」シリーズは、複数の材料を適切な配合で混ぜ合わせたもので、初心者でも失敗なく和菓子を作ることができます。プロの和菓子職人も、効率的な製造のために活用しています。
水まんじゅうの友とわらび饅頭の友
水まんじゅうの友は、透明感のある水まんじゅう作りに最適です。わらび饅頭の友は、わらび餅の食感と饅頭の形状を組み合わせた和菓子作りをサポートします。いずれも1kg、10kgの規格で提供され、業務用としても家庭用としても使いやすい量です。
これらの製品を使うことで、材料の計量や配合の手間が省け、安定した品質の和菓子を効率的に作ることができます。端午の節句に向けて大量に和菓子を作る際にも便利です。

材料の保存方法と品質管理
和菓子材料の適切な保存は、品質維持に不可欠です。
粉類の保存と湿気対策
上新粉、白玉粉、もち粉などの粉類は、湿気を嫌います。開封後は密閉容器に移し替え、冷暗所で保管します。湿気が入ると粉が固まったり、カビが生えたりする原因になります。特に梅雨時期や夏場は注意が必要です。
業務用の大容量パッケージを使用する場合は、小分けにして保存すると使いやすくなります。密閉容器に乾燥剤を入れておくと、より長期間品質を保つことができます。
葉類の保存と鮮度維持
柏の葉や笹の葉は、乾燥を防ぐために密閉容器に入れ、冷暗所で保管します。特選柏青葉などの生葉は、冷蔵保存が必要です。使用前に水で戻す乾燥柏葉は、常温保存が可能ですが、直射日光を避けることが重要です。
笹の葉は使用前によく洗い、水気を拭き取ってから使います。井草は熱湯でさっと茹でて柔らかく戻しますが、使わない分は冷蔵保存しておくと次回も使えます。
餡類と果実類の保存
餡類は開封後、冷蔵保存が基本です。特に晒餡は12kgの大容量パッケージなので、使う分だけ取り出し、残りはしっかり密閉して冷蔵庫で保管します。果実類の柚子スライス、柚子ジャム、生柚子ペーストなどは、すべて要冷蔵または冷凍保存です。
冷凍保存する場合は、小分けにしてラップで包み、フリーザーバッグに入れると使いやすくなります。解凍は冷蔵庫でゆっくり行うと、品質が保たれます。
まとめ:端午の節句の和菓子作りを成功させるために
端午の節句の和菓子作りには、適切な材料選びと保存方法が重要です。
柏餅には上新粉、白玉粉、餡、柏の葉が必要で、ちまきには上新粉、もち粉、砂糖、笹の葉、井草が欠かせません。それぞれの材料には特性があり、品質の高いものを選ぶことで、美味しく美しい和菓子が完成します。美濃与では、和菓子原料を7つのカテゴリーで提供しており、業務用の大容量パッケージから家庭用の小容量まで、幅広いニーズに対応しています。
また、オリジナルの「友」シリーズを活用することで、初心者でも失敗なく和菓子作りに挑戦できます。材料の適切な保存方法を守り、新鮮な状態で使用することが、美味しい和菓子作りの秘訣です。端午の節句には、手作りの柏餅やちまきで、子どもの健康と成長を願いましょう。
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