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和菓子原料の「束単位」とは何か
和菓子作りに欠かせない柏葉や笹などの葉物原料。これらは「束」という独特の単位で取引されます。束単位とは、一定枚数の葉をまとめた販売規格のこと。例えば柏葉なら50枚×100束、笹なら50枚×60束といった形で流通しています。
この規格は業務用に最適化されており、和菓子店が必要な量を効率的に仕入れられる仕組みです。束単位を理解することで、無駄のない発注と適切な在庫管理が可能になります。

束単位での取引は、和菓子業界の伝統的な商習慣です。季節商品である柏餅や笹餅の製造時期に合わせて、必要な量を的確に発注することが求められます。
柏葉の規格と束あたりの枚数
柏葉は端午の節句に欠かせない柏餅用の原料です。主な規格は以下の通りです。
乾燥柏葉の規格
乾燥柏葉は100枚×40束の規格で販売されています。使用前に水で戻すことで、新鮮な柏の香りが蘇ります。長期保存が可能で、計画的な仕入れに適しています。
乾燥タイプは保存性に優れ、年間を通じて安定した品質を保てる点が魅力です。水戻しの手間はかかりますが、コストパフォーマンスに優れています。
特選柏青葉の規格
特選柏青葉は500枚×8パックの規格です。厳選された青々とした柏の葉で、鮮やかな緑色と強い香りが特徴。見た目も美しい柏餅を作ることができます。

殺菌煮柏(塩漬け茶葉)の規格
殺菌処理を施した柏の葉の塩漬けは、500枚×8パックで提供されます。衛生的で保存性が高く、安心して使用できる点が評価されています。食品衛生管理の観点からも推奨される規格です。
笹の規格と発注時の注意点
笹は笹だんごや笹餅の包装に使用される重要な原料です。青森産の上質な笹が主流となっています。
青森の笹の基本規格
青森の笹は50枚×100束の規格で販売されています。笹特有の爽やかな香りが和菓子に移り、風味豊かな仕上がりになります。この規格は大量生産に対応した業務用サイズです。
笹は季節性が強い原料のため、発注タイミングが重要です。需要が集中する時期には早めの予約が必要になります。
笹グリーンパックの特徴
笹グリーンパックは300枚×10パックの規格で提供されます。パック包装により鮮度が保たれ、取り扱いやすい点が特徴です。中規模店舗での使用に適した規格といえます。

発注時の重要ポイント
笹の発注では、使用時期と必要枚数の正確な把握が不可欠です。束単位での購入となるため、端数が出ないよう計画的な発注を心がけましょう。
また、笹は鮮度が命です。配送日程を考慮し、使用直前に届くよう調整することが品質維持のコツとなります。
束単位原料の保存方法と管理のコツ
束単位で仕入れた葉物原料は、適切な保存方法で品質を維持することが重要です。
乾燥葉物の保存方法
乾燥柏葉などは、湿気を避けて冷暗所で保管します。密閉容器に入れることで、香りの劣化を防ぎ長期保存が可能になります。開封後は早めに使い切ることをおすすめします。
保管場所の温度管理も重要です。高温多湿を避け、風通しの良い場所を選びましょう。
生葉・塩漬け葉の保存方法
特選柏青葉や殺菌煮柏などは、要冷蔵保存が基本です。冷蔵庫内で適切に管理することで、鮮度と香りを保つことができます。使用する分だけを取り出し、残りは速やかに冷蔵庫に戻しましょう。

在庫管理の実践テクニック
束単位での仕入れでは、在庫の先入れ先出しが基本です。古いものから順に使用することで、廃棄ロスを最小限に抑えられます。在庫管理表を作成し、入荷日と使用期限を明確にしておくと良いでしょう。
季節商品の場合は、需要予測に基づいた発注計画が重要です。過去の販売データを分析し、適切な発注量を見極めましょう。
プロが実践する発注のコツ
和菓子職人が実践する束単位原料の発注ノウハウをご紹介します。
需要予測と発注タイミング
柏餅は端午の節句、笹餅は夏季に需要が集中します。繁忙期の2〜3週間前には発注を完了させることが理想的です。早期発注により、品質の良い原料を確保できる可能性が高まります。
天候や社会情勢により原料の供給状況が変動することもあります。複数の仕入れ先を確保しておくことでリスク分散が可能です。
コスト削減のポイント
束単位での大量発注は、単価を抑える効果があります。ただし、過剰在庫は品質劣化や廃棄ロスにつながるため、適正量の見極めが重要です。
共同購入や計画的な発注により、配送コストの削減も可能です。近隣の和菓子店と情報交換し、効率的な仕入れ体制を構築しましょう。
和菓子原料の束単位を理解し、適切な発注と保存管理を実践することで、品質の高い和菓子作りが実現します。美濃与では、柏葉や笹をはじめとする豊富な和菓子原料を取り揃えています。
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